「好きだ、」感想

好きだ、 [DVD]

こっちに書けばいいか。 

元レンタル店員として、

良く長く回った商品はいっぱい知ってて、

これもその一つ。

お友達が大好きな作品なので、

観るきっかけをもらった。

ユウ　１７歳

ヨウスケ　１７歳

互いに好意を持っていながら「好きだ」の一言が言えない二人。

言葉少なに想いを交換しながらも、

ある事件がきっかけで二人の関係は断たれてしまう。

そして17年後、二人は偶然再会してー

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すごい、この撮影方法。

この監督じゃなきゃこんな繊細に大事に拾いあげるような映像は撮れなかったんだろうなって思った。

いい映画ですね。

とても台詞が少なくて、

俳優さんの表情や何気ない仕草で、

言いたいことの空気を作り出して伝えてる。

言葉がなくても、

伝わる想いがあることの愛おしさを実感できる。

後で調べたら、

俳優さんには台本なしでキーワードだけが渡される独自の撮影方法を使っていたそうで、だからこんなに自然にそのテーマを大切にする演技を見ることができたんだなぁ。

余計なBGMもなく、

俳優さんの演技で物事が進む感じが、

穏やかで優しくて心地いい。

宮崎あおいの17年後が永作博美はGJです・・・！

顔が似ているのとどちらかが演技を似せたのかな？

すごく二人がリンクしていて自然だった。

西島秀俊と加瀬亮の共演が観られるなんて////

予期せぬラッキーに頭の中で壁粉砕しました。

カッコいい・・・（ばんばんばんっ！）

宮崎あおいがすごい。

さすがです。

あそこで逃げたヨウスケものっすごいサイテー！！

おいおい17歳だからって許されねえぞww

終わり方も良かった。

でも17年は長い！！やだ！！！！

「マンデラの名もなき看守」感想

マンデラの名もなき看守 [DVD]

 2012.7.18

ネルソン･マンデラは94歳の誕生日を迎えたそうだ。


淡々と書かれたノーベル平和賞受賞理由が、

重すぎて、

与えられた手の中の勲章は、

あまりに小さく見えたのではないか。

その大きさじゃ足りないわ。


偉業を成し遂げた歴史的人物が、今現在も存在する。

何せ、アパルトヘイトが廃止されたのは

遠い昔の話じゃない。

普通の人より心も体も酷使されたはずなのに、

こうして長生きされてるのは、

器の大きさを感じる。

思し召し？



反アパルトヘイトを掲げたために

27年間収容されたネルソン･マンデラ。

英語とコサ語を理解できたために、

マンデラの監視役に抜擢された看守グレゴリーは、

出世が約束された地位に家族で喜ぶ。

黒人は白人を滅ぼそうとしているのだから、

迫害されることに疑問は持っていなかった。

マンデラとの対話を重ねていくうちに、

教えられきたこととの矛盾を知りー


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そうだよね…。

マンデラってネルソンマンデラじゃん。

ヒューマンの所にあったし地名かと思ってたら、

社会派で意表つかれたわ。


しかもアパルトへイトとかヘビーな。

ラストキングオブスコットランドの

フォレスト･ウィッカーを思い出してゾッとした。

あ！マンデラ役の俳優さん、24の大統領だ！

大きい人物を演じ続けるって大変だな。

私生活に考え方が影響されそう。

予想に反して、

白人の看守目線で物語が進むため、

黒人に対する迫害シーンはあまりなかった。

ちょっとだけでも、理不尽に殴られ差別される場面は、

心が痛んだ。


てかこんな甘い看守が出世するの？？

看守長ですよ？

マンデラの奥さんにチョコ渡して、

上司から罰として夜勤多めだ！って…

この時代、解雇どころか拘束されるのでは？

自分に良心があるのを知らず、

迫害の最先端に従事するのは、地獄だね。


なんとグレゴリーも実在した人物なのですか！

実際はこんなに会話せず、手紙等の文面を見て、

報道されている人物像と違う印象を持った、

程度の距離感だったらしいが。


白人目線で、現状への疑問や迷いを映した点に関して、

ある意味リアルなのかもしれない。

穏やかに深く言及している流れを支持する人も

きっといるけど、


アパルトヘイトは、現代に近く、

誰でも知っている重大な史実。

そしてそれを解放した偉人が今も生きている。

これほどの説得力を持って知りたいのは、

加害者側の意識や迷いじゃない。

加害の中身と

被害者の気持ち。


うんうん、各方面からの視点って絶対大事なんだけど、

この映画は後手に回ることで意味を成すから、

先手を観てない私は違和感を感じるのです

（12.7.21記）

「グラン・トリノ」感想

グラン・トリノ [DVD]

 イーストウッド監督作品かーと思ってたら、

終わってから主演も彼だと知った。

俳優もやってたなんて、

映画の中身に詳しくない私は全く知らなかった。

ずるいな。

カッコ良く年取っちゃって。


独善的で人種差別を隠さない頑固ジジイが、

越してきた隣人のモン族との触れ合いを通して

暖かく変わっていく。


映画好きの知り合いの評価がこぞって良かったので、

いつか観たいと思ってた。

すごく良かったよぉぉ。

「最高の人生の見つけ方」といい、

何で外国の映画はご老人の魅せ方が

こんなに素敵なんでしょ。

黒 イエロー ユダヤ バカなしきたり

米食い野郎 朝鮮人


差別発言暴発。

何につけても家族にも他人にも

悪態ばかりついてたウォルトが

時が経つにつれて

逆に差別発言をした他人の話を聞いて、

何だそれ！？といぶかしげにするようになるのを見て、

暖かくなった。


「庭に入ったら殺す」が、
「あのチキン団子？入って」となり、

かつて銃を構えたの車泥棒(未遂)に、

家具を安く売り、
仕事を紹介し、
材料を自ら用立て、
絡むチンピラを殴る。


あのババアと言葉が通じない隣人のおばあちゃんを

俺もあんたが好きだと

自然に言う。

誰にも尊敬されず、

自分の罪を許せず、

人生に安らぎはない。


それが最後に自ら

安らいでいる、と笑う。


あんなバカどもが奪うには、

勿体なさすぎるものだったけど、

それほど急に手に入った安らぎは、

かけがえのないものだったんだろう。


とても素敵な映画でした。

特典を見るとさらにイーストウッドのファンになる。

（12.6.22記）

「サヨナライツカ」感想

サヨナライツカ [DVD]

本当の「アイシテル」に辿り着くまでの

切なすぎる物語。

否、口に出すことが赦されるまでの物語。

辻仁成 原作
中山美穂 主演。


結婚直前のバンコク出張で魅惑的な女性と関係を持つ。

叶うはずがないとわかっていながらも

想いは激しさを増していき…。


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中山美穂があんなに大胆な濡れ場に挑んでいるとは

知らなかったからビックリした。

女優業を続けている人なら一皮剥けて

女優としての幅が広がったと感じるけど、

中山美穂はちょっと事情が違うから残念。

夫への愛？


はっきり言って「不倫」。
ん？ギリギリ結婚前だから浮気？籍入れてたっけ？

感情移入していいのかどうか本能的に戸惑った。
植え付けられてるもんね。


観てる途中も終わった後も、

想いを100%遂げられた人物が物語にいない。

あまりに切なくて泣けなかった。


原作を読んだ人は、

二人が惹かれあった関係の描き方が薄いとあった。

 )


でもなぁ、実際このぐらい些細なことが、
意味わからないぐらい大きな愛になっちゃったりするんだよなぁ。


空港で表情変えずに中山美穂を見送って、
姿が見えなくなった途端に嗚咽混じりに涙を流して、

涙を拭く間もなく、本妻の石田ゆり子が

会いたかった！って抱きつくシーンの、

西島秀俊の感情の揺さぶられ方がすごく辛かった。


何で泣いてるの？と聞かれて、

アイシテル、アイシテル…とただただ呟く。

この言葉がどれだけ重く、罪深いかと。


西島秀俊大好きで観ました。

その色気、罪です、ストライクです。

映像美に拘ってます。

正直、中山美穂でなくてもイケたかな。



死ぬ時愛した記憶と愛された記憶、

貴方はどちらを思い出しますか？


私は迷わず愛した記憶だと思うんだけど、

これぐらい深く愛する人に愛されたら、


愛してくれてありがとうって

愛された記憶に感謝するかもね。

（12.4.22記）

「高校デビュー」感想

高校デビュー スタンダードエディション [DVD]

…

…

……


薄っぺらい、…


悪い意味で、安っぽい…

流れとかカメラワークというか、

アニメを意識したんだろうけど…

実写化にした意味が感じられないなぁ…


終始、きょとんとしてた。


主役の女の子の体型が原作っぽくてリアリティあった。

(肩とか体にかパット入れてる？)

そしてこれはわざと演技っぽくしてるのか、

本当に演技が下手なのかどっちなんだろう？


妹役の子が可愛い。

まさに！で主役と並ぶと、対比がまたリアリティ。


溝端君の髪型に終始違和感を抱いてましたが、

カッコ良かったよ

(普段破天荒な性格なのにすごい頑張ったのかなと)



うーん、

軽く見られる映画を見たくてセレクトしましたが、


うーん、

悪い意味で、安っぽくて

無理でした


きっと、きゅんとする人はいると思う

（11.12.19記）

「キック・アス」感想

キック・アス<スペシャル・プライス版> DVD

最近観てる映画はヒット多し。

これはね、面白いです。


私は映画が苦手で、

何故かと言うと集中力はあるんだけど、

それを発揮するのに人より時間と労力が要るから。


だからDVDが始まってからは大体携帯いじってる。

どんな映画も。

ニュース見てたりアプリゲームやってたり。


それで集中できないような映画は私には無理だ。

私はコアな映画ファンじゃないから。

はっきりにわか者。

映画の深みを知りたいとは思わない。

私の携帯の手を止めたのは記憶に新しいところで、

「潜水服は蝶の夢を見る」
「ショーシャンクの空に」

ぐらい。

どちらも名作で、

開始数分数秒で持ってかれた作品。



「キックアス」



すごいバランス。

一歩間違えばコスプレマニアの安っぽい映画になる。

(人によっては既にそう見えてるかも)



アクションシーンってか殺戮シーンが

とにかく格好いい。

あ、勿論ヒットガールとビッグダディの方で。



スタント使ってるかはわからないけど、

あんな小さい女の子がよく

こんなにキレの良い動き出来たもんだ。

たくさん訓練したんだろうなーなんて。


もー、
ヒットガール惚れる。


元がかっわいいし、
変装しても輪郭が超好み。
かわいすぎ。
レオンのマチルダ以来の可愛さ萌え。


それでいて格好良すぎ。
つまり、惚れる。
かっわいい女の子が男前でギャップ萌え。

萌え萌え(しつこい)。

まぁ、キックアスはどうでもいいかな(きゃー)
そのための役割でしょ。
前半よく頑張ったよ。


良い意味で大衆的に素晴らしく面白い。
幼女が人を殺しまくることに賛否両論あるみたいだけど(賛が多い)、

この映画の中でだけ許してほしい、個人的には。

2がたんのしみ。

（11.6.8記）

「ソウ ザ・ファイナル」感想

ソウ　ザ・ファイナル　アンレイテッド・エディション [DVD]

 もう、意地。
ここまで観るのは。


1で衝撃を受けて、

2であれ？って思って、

3で1の感動を引きずってるだけだと気づき、

4で時間のトリックのやり方がまぁまぁへぇーって思いながらもグロさが増してく状況にもう観るの辞めようと思いつつ意地のみで見続ける。

流すように一回観るだけだから

過去の人物登場しても全くわからず。

とりあえず私自身の中で着地したい。

てか大体皆そうでしょう。


グロさが少し和らいだ？

てか何となく描写が作り物っぽい印象。

まぁー目を覆ったというより完全に

携帯を目の前にかざして視界遮断しましたけど。


ボビーのゲームは一人は助かってほしかったなぁ…。

扉の前のメッセージ達は

早く奥さんのところに行けって意味なのかな？



打ちきりになったので、

何とか最悪ファンの人に満足してもらえるように！

っていうのは感じました。


伏線張りまくってるから全ては回収できてないけど、

うん、ファンサービスだとしても

続きがなくてこれで終わりなら

ふぅー、まぁこれでいいかな。

って感じです。

ジグゾウが死んだ時点で

もうピークは絶対越えられないし。


お疲れさまでした。
1から何年経っただろう。
人によっては一緒に観る人も変わっていっただろうし、歴史を残したのは間違いない。

私は全部一人でDVDで観たけどね。

（11.6.4記）