「ラストキング・オブ・スコットランド」感想
ノー情報で観たら、後半前のめりで手に汗握ってた…。
1970年代アフリカ大陸、ウガンダ。
統治するは、大統領アミン。
人情味溢れ、目を輝かせながら
ウガンダの将来を語っていた男が、
後に「食人大統領」と呼ばれる程の
恐怖独裁政権を強いるまでの変貌を、
架空の登場人物である専属医師ニコラスの視点から描いていく。
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ジェームズマカボイが見たくて観たら
予想を越えて衝撃的だったわ。
最初魅力溢れるおじさんと青年の
ハートフルストーリーかと思ったら、
後半その青年、エグく吊るされてるし…。
てかケイの遺体からだよね、流れが変わったの。
あれ見た時、作品間違ってません?と思って
グロテスクなのに思わず二度見しちゃったよ。
主演男優賞を総ナメにしたらしい大統領は
確かに怪演。
自分の弱さを一掃させるために
虐殺ってしちゃうんだね。
命狙われ続けりゃ疑心暗鬼になりますわね。
本当に心の底から信頼できる人がいれば
少しは変わったのかね。
軽く書いているけどそんな軽いテーマではない。
悲惨な実歴史だもの。
でも深層はこのぐらいシンプルなはず。
人間の感情一つで命が30万消える。
アフリカに、どれだけ悲惨な歴史が紡がれたのか。
そして、世界に。
(11.1.11記)