ろろーろーろろ

たまに長く書きたくなる。錆びないように使っとけ。

「50回目のファースト・キス」感想

 

 借りてるDVD全部観れるかなー 観たいなー

これも昔から気になってて、

でも借りたい時に何故かいつも借りられてる

タイミングの悪かった映画。

 

 

ヘンリーは後腐れない一夜の恋を好むプレイボーイ。

そんなヘンリーは、ある日偶然訪れたカフェで

ルーシーという女性と出会い、意気投合する。

今までない高揚感から、翌日また会う約束をするが、

翌日彼女はヘンリーのことを覚えておらず、

声をかけてきたヘンリーに冷たい言葉を放つ。

彼女は、記憶が一晩しか保つことができない

「短期記憶喪失障害」であったー

 

 

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思ったよりラブコメ要素が主体なんだ、これ。

こういう記憶障害の話って、

私の頭の中の消しゴム」みたいに、

物悲しいしっとりしたイメージだった。

そういえばジャケも明るいもんね。

 

 

最初の映像の撮り方が独特で、

最初ダイジェスト??と思って観てた。

不規則なリズム感で説明されてる感じというか、

「映画違うやつ間違って入れちゃった?」って

一回確かめちゃった。

 

ルーシーと会ってからがガラッと。

小気味良くラブコメの空気が出てきた。

 

私海外の俳優の名前よく知らなくて、

まさかドリュー・バリモアだったなんてさ。

すごく初々しいヒロインだったから、

どこかの若い新進気鋭の俳優かと思ってたよ。

 

16ブロックのブルース・ウィリス観た時の感覚だ。

 

 

1日で記憶が飛ばされる重いテーマを、

あまり重くなりすぎずにでも茶化さずに、

時に笑いを入れて明るい雰囲気で扱うっていうのが、

ちょっと新鮮だった。

 

ルーシーは毎日穏やかな同じ日を送り、

時に矛盾に気づいて取り乱すことはあっても、

家族は永遠にその日々を守り続けて。

 

考えるだけで頭狂いそうになる。

 

その日々を改善したいとヘンリーが様々な策を練る。

毎日告白して毎日恋に落とさせて、

細い糸のような今日と明日を繋げていく様は、

常に前向きで未来を見据えていたので、

辛くなく気持ちよく観られた。

 

 

結局ね、治らないんですよこの病気、一生。

言っちゃうと。

 

でもね、最後の展開は、

ファンタジーすぎず、

現実感すぎず、

個人的にとても素敵だった。

 

いつもなら現実主義の私でも、

奇跡起きちゃってもいいんだよ…?って

思う瞬間はあったけど、

いい意味でこういう中途半端な空気を持った映画、

嫌いじゃないです。

 

 

でも気分的にはもうちょっと重い映画を期待してた!w